大阪・梅田で、男性を車ではね、3キロ引きずって殺害したとしてホストの男が逮捕された事件で、被害者の弟が会見を開き、「一生、罪を償ってほしい」と語りました。
「本日まで辛く長い期間でした。一生かけて罪を償ってほしい」(死亡した鈴木源太郎さんの弟・秀次郎さん)
会見を開いた鈴木秀次郎さんの兄、源太郎さん(30)は先月21日未明、大阪・梅田で車にはねられ、3キロ引きずられて殺害されました。
殺人などの疑いで逮捕された元とび職で住所不定のホスト・吉田圭吾容疑者(22)は、5日午前4時前、大阪・心斎橋のラーメン店から出たところを、捜査員に取り押さえられました。
「出てきたときに『もう逃げられないぞ』という声が聞こえて。10人くらい(の捜査員)に囲まれていた。ホスト風で(店内では)笑顔で食べていた」(目撃した店員)
「罪の重さに耐えながら、びくびくしながら隠れているのかと思っていた。理解に苦しむ」(死亡した鈴木源太郎さんの弟・秀次郎さん)
調べによりますと、犯行車両とみられる車の底には血痕や衣服とみられる繊維などが数か所についていて、車の予備タイヤと鈴木さんのズボンに残っていたタイヤの跡が一致したということです。
警察は、車についていた血痕が鈴木さんのものかどうか、DNA鑑定を急いでいます。(06日00:07)