徳島市内で、創価学会の施設や日中友好協会の建物の入り口が壊されているのが見つかりました。警察は、いずれも何者かが爆発物を仕掛けたと見て捜査本部を設置して捜査に乗り出しています。
13日午前8時半頃、徳島市南沖洲の創価学会徳島文化会館で、正面入り口のガラスドアが壊されているのを出勤してきた職員が見つけました。辺りにはガラスが散乱し、天井の蛍光灯も割れていて、近所の人は「午前4時半頃に何かが爆発するような音を聞いた」と話します。
「パーンという乾いた音で、音はすごく大きかった。(Q.何回?)1回ですよ」(近所の人)
創価学会徳島県事務局では、「犯行声明や不審な電話はなく心当たりはない」とコメントしています。
さらに、こちらの建物でも13日午前1時頃、近くに住む住民が大きな爆発音を聞いていたということです。創価学会のビルからおよそ3キロ離れたビルでも、出入り口のドアが爆破されているのが見つかりました。
このビルの名前は「三木国際交流センター」。所有者は、三木武夫元総理の娘だということですが、常時、人が出入りしていたのは3階と4階にある県の日中友好協会だったと言います。
「(きのう)午前1時頃、重たいドーンという音がした。ふだん聞き慣れない音でした」(近所の人)
「みんなにけがなくて良かったけど、ますます物騒な世の中になって困る」(近所の人)
徳島県日中友好協会は、「予兆はなかった、びっくりしている」と話しています。
2つの事件ともけが人はなく、今のところ犯行声明や脅迫などはないということですが、警察は、同一犯による連続爆破事件の疑いもあると見て捜査本部を設置し、捜査に乗り出しました。(14日18:07)