アフガニスタンで拉致・殺害された伊藤和也さんの通夜が、31日夜、伊藤さんの故郷である静岡県掛川市で営まれました。
30日に無言の帰国をした伊藤さんの通夜には、かつての同級生などが沈痛な面持ちで集まりました。
両親の希望でアフガニスタンでの活動の写真が遺影として掲げられ、まわりは、和也さんが好きだったというお茶の木やさまざまな花で飾られました。
「本当に優しくて、思いやりのある子でね。残念です」(同級生)
「本当にお疲れさまという言葉しかないです」(同級生)
「何にも言えませんでした、辛くて。顔を見るだけで」(参列した人)
「お父さまの『こういうことが二度とないようにしてほしい』という言葉もありましたので、これから日本政府として何ができるのかよく考えて、対応していかなければいけないと改めて思いました」(山本一太外務副大臣)
一方、ペシャワール会の中村哲現地代表はJNNのインタビューに応じ、現地に伊藤さんの名前を冠した農園をつくる考えがあることを明らかにしました。
「開墾地ができ始めていますから、その一部に農園を移そうという話が具体的に進んでいるんです。そこに彼の名を冠して一画を設けたいと思っています」(ペシャワール会中村哲現地代表)
1日は同じ会場で午前11時から、お別れの会が開かれます。(31日20:55)
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