15日に史上2番目の下げ幅を記録したニューヨークの株式市場は16日、激しい値動きをしたものの結局反発し、およそ400ドル値上がりして取引を終えました。
ニューヨーク株式市場のダウ平均株価は16日、取引開始直後は消費者物価指数が前の月と変わらなかったことを好感して上昇しましたが、その後、製造業の指数など別の統計が発表されると大きく下落し、一時は300ドル以上値下がりしました。
しかしその後、原油価格が1バレル=70ドルを割ったことが好感材料とされたことや、より戻しの動きが激しくなったことなどから株価は上昇。結局、終値は前の日より401ドル35セント高い8979ドル26セントで取引を終えました。
市場関係者は16日の市場の動きについて「特定の強い理由が見当たらない中、より戻しの動きが強かったのでは」と分析しています。(17日05:25)