トヨタ自動車は、次の社長に豊田章男副社長を昇格させる人事を固めました。創業家出身の社長は、1995年以来14年ぶりのことになります。 トヨタ自動車は、豊田章男副社長を社長に昇格させ、現在の渡辺捷昭社長を副会長とする人事を固めました。週明けにも幹部が協議して内定し、6月の株主総会後に正式に決定するとみられます。 豊田章男氏は、トヨタ自動車の創業者である故豊田喜一郎氏の孫で、豊田章一郎名誉会長の長男にあたります。 世界的な販売不振が深刻になり、今期、戦後初めて赤字に転落する見通しとなる中、トヨタとしては14年ぶりに創業家出身の社長を据えることで、グループ内の求心力を高め、業績を早期に改善したい考えです。(09日13:13)