みずほフィナンシャルグループは、景気悪化の影響から不良債権処理にかかる費用が膨らんだことなどから、最終利益が前の年の同じ時期と比べ、7割を超す大幅な減益となりました。
「全てマイナスで、いいところは1つもなかった」(みずほフィナンシャルグループ、前田晃伸 社長)
みずほフィナンシャルグループの今年9月期の連結決算は、最終利益が945億円と、前の年の同じ時期に比べて71%のマイナスとなりました。
景気の悪化から貸出先の経営が悪化し、不良債権処理にかかる費用が膨らんだほか、金融危機の影響で保有する金融商品で損失を720億円計上したことが響きました。
みずほは財務基盤の強化のため、増資を行う方針を明らかにしましたが、前田社長は増資の規模について「2000億円から3000億円」という見通しを示しました。(13日18:48)