いよいよ今夜、パンダが来日します。上野動物園にやってくる2頭のジャイアントパンダは四川省の成都を出発、経由地の上海空港に到着しました。
来日するのはメスの仙女(シィエンニュ)とオスの比力(ビーリー)。2頭は20日の午後、ふるさと四川省にあるパンダ保護センターを離れ、空港近くのホテルの駐車場で一夜を明かしました。移送用のカーゴに移されてから興奮して疲れも出ていたというオスのビーリーも、落ち着いてきたようです。
「状態はとてもいいです。ササを食べる音を聞いていると、胃の調子もよいし、精神状態もよいようです」(パンダ保護センター飼育員・黄山さん)
「ちょっと疲れただけだと思います。今はグッドコンディションです。大丈夫だと思います」(上野動物園・獣医原樹子さん)
2頭は経由地の上海に到着、上野動物園には今夜遅くに到着する予定です。上野動物園にパンダが来るのは、およそ3年ぶりです。
一方、パンダを受け入れる地元、東京・上野の商店街では、歓迎ムードが広がっています。
「非常に待ち遠しい。3年ぶりにパンダが来るということで、楽しみにしています。桜の季節に、ちょうど公開ということで、また上野も盛り上がってくれるのではと期待しています」(商店街の人)
上野動物園の入園者数は、ピーク時には764万人に達していましたが、3年前にリンリンが死んでパンダがいなくなってから60年ぶりに300万人を割り込み、商店街を訪れる人も減少したということです。こうした中、やって来るパンダの経済効果に商店街は大きな期待を寄せています。
待望のパンダの公開は、3月下旬になる見通しです。(21日12:36)
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