ワシントンで行われたG7=先進7か国の財務大臣らによる会議は、サブプライム問題など混乱が続く金融市場の安定化に向けて異例の強い姿勢を打ち出しました。
ワシントンで行われたG7=先進7か国の財務大臣・中央銀行総裁会議は、共同声明で「世界経済の短期的な見通しは悪化した」と前回2月の会合より厳しい現状認識を示しました。
サブプライム問題に端を発する金融市場の混乱については、「想定より長引いている」と見通しが甘かったことを認めました。そのうえで、大手金融機関を各国が共同して監視する体制をつくることなど、異例とも言える細かな具体策を掲げ、市場の安定化に向け強い姿勢を打ち出しました。
さらに、このところの円やユーロに対するドル急落についても、「経済や金融の安定に与える影響を懸念している」と初めて強い危機感を盛り込み、ドル売りの動きをけん制しています。(12日13:52)
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