防衛省をめぐる接待汚職事件で、収賄などの罪に問われた前防衛事務次官、守屋武昌被告らに、きょう判決が言い渡されます。
守屋武昌被告(64)は、防衛専門商社「山田洋行」の元専務、宮崎元伸被告(70)から、ゴルフ接待など総額1250万円の賄賂を受けた見返りに、航空自衛隊の次期輸送機エンジンの選定などで便宜をはかった収賄などの罪に問われています。
これまでの裁判で、守屋被告は大筋で起訴事実を認めていて、弁護側は、「在職中の数々の功績は功罪相償う」などと寛大な判決を求めています。
一方、検察側は「国家の存立に関わる防衛行政を揺るがせた重大な犯行」と指摘し、守屋被告に対し懲役3年6か月を求刑しています。
判決は午前10時から守屋被告のほか、宮崎被告ら合わせて4人に東京地裁で言い渡されます。(05日00:07)