27日のニューヨーク原油価格は、パキスタンの元首相の暗殺を受けて買いが膨らみ、一時およそ1ヶ月ぶりとなる97ドル台後半まで上昇しました。
27日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は、取引の指標となるWTIの2月渡しが一時1バレル=97.79ドルまで上昇。先月26日以来、およそ1ヶ月ぶりの高値をつけました。
パキスタンのブット元首相が暗殺されたことを受けて、中東情勢が緊迫化するとの観測から買いが膨らみました。また、原油の在庫が市場の予想を上回って減少していたことも買いを誘う要因となっています。
一方、買いが一巡した後に目先の利益を確保するための売りも出たことから、結局、前の日に比べ65セント高い96ドル62セントで取引を終えています。(28日09:09)