アメリカの研究チームは、今回のウイルスの起源がアメリカの豚であるとの見方を示しています。 「新型インフルエンザのウイルスは8つの部分から成り立っていますが、そのいくつかが、北米の豚から見つかったウイルスと関係があるとみられます」(コロンビア大学・ラバダン博士) コロンビア大学のラウル・ラバダン博士は、今回のウイルスの原型が、アメリカ中西部でおよそ10年前に発生した豚インフルエンザからのものであるとの見方を示しました。 今回のウイルスは、発見されてから現在まで、かなりの速さで変異を遂げているということです。 「1918年のスペイン風邪のウイルスに比べると、今回のは、それほど毒性は強くないようです」(コロンビア大学・ラバダン博士) 1918年のいわゆるスペイン風邪のケースでは、第一波よりも第二波のほうが致死率が高かったということで、引き続き警戒の必要があると呼びかけています。(14日11:04)