岐阜市に本店を置く地方銀行の十六銀行が、経営再建中の岐阜銀行に対して、数十億円の出資など支援する方針を固めました。 関係者によりますと、十六銀行は岐阜銀行の発行する数十億円分の株式を買い取るかたちで支援を行う方向で、役員を送り込むことなども検討されています。 両銀行は週明けにも交渉入りを正式に発表する見通しで、今後、岐阜銀行の資産の査定などを経て、具体的な支援額や方法を詰めていくということです。 第二地銀の岐阜銀行は、2001年に公的資金の注入を受けて経営再建中ですが、金融危機の影響で業績好転のメドが立たず支援を要請したもので、世界的な金融危機が地銀の提携や合併の呼び水になる可能性が高まっています。(29日14:44)