ハローワークの業務が休みとなっている年末年始の間、東京・日比谷に仕事や住まいを失った派遣労働者などが寝泊りできるスペースが開設されました。 東京の日比谷公園に臨時開設された「年越し派遣村」は、派遣労働者を支援している団体や労働組合などが企画したもので、ボランティアら200人が開村式に参加しました。 「(私たちは)派遣村の命を支える活動を通じ、人々が声を上げられる条件を作って、来年以降、こんな世の中おかしいということを、世の中の大きなうねりにしていきたい」(「派遣村」村長、湯浅誠・NPO法人もやい事務局長) 「来年はこのような集いが大みそかに開かれない、そうした社会をみなさんと一緒に作ることを、働く場を見いだせない方々と誓い合う場にしていきたいと思います」(新党日本・田中康夫代表) この派遣村では、派遣切りにあった非正規労働者などを対象に、弁護士などが仕事や住まいの相談に応じるほか、1日3回、炊き出しを行い、200人分の食事を提供することにしています。 また、寮などを追い出され住まいを失った労働者のために、寝泊りできる場所も提供されるということです。(31日11:38)