大手電機メーカーのソニーは世界的な景気の悪化を受け、世界全体で正社員8000人を含む合わせて1万6000人以上の人員を削減することを決めました。 ソニーによりますと、主力のエレクトロニクス事業で世界全体におよそ16万人いる正社員のうち、5%にあたるおよそ8000人を2009年度末までに削減します。 このほか、派遣や請負など外部の従業員も8000人以上削減することを明らかにしており、人員の削減数は合わせて1万6000人を超えることになります。 こうした人員削減に加え、エレクトロニクス事業の投資を当初の計画よりおよそ3割減らしたり、57か所ある製造拠点のうち1割程度を削減することなどによって、年間で1000億円以上のコスト削減を目指しています。 ソニーは既に世界的な景気の悪化や急激な円高を受けて、今年度の連結業績の見通しを大幅に下方修正しています。(09日20:12)