就任後初めて中国を訪れていた福田総理大臣は、4日間の日程を終え、30日夕方に日本に帰国しました。
最終日の30日、帰国に先立ち、福田総理は山東省にある儒教を始めた思想家、孔子のふるさとを訪れ、世界遺産に指定されている孔子廟を見学しました。
孔子を祀るために亡くなった翌年の紀元前478年に建てられたとされ、福田総理は孔子時代の古典舞踊を見た後、「温故創新」と記しました。
「2500年前の文化の原点にたどりついたという思いがします。今日はいい日になりました。温故知新、古きをたずねて新きを知ると」
Q.中国訪問の成果
「中国の指導者といろいろな突っ込んだ話もしましたけれども、日本と中国がお互い協力すると、両国以上の力が発揮できるのではないかと」(福田首相)
午後、中国を発った福田総理は夕方、羽田空港に到着し、4日間の中国訪問を終えました。訪問中、福田総理は内閣改造について、年が明けたところで検討したいと前向きな姿勢を示しました。
政府与党内では、来月13、14日ごろも視野に改造の可能性を探る動きが出ていますが、帰国後はさっそくこうした課題に取り組むことになります。(30日17:26)