「車よりもパソコンやファッション」。大学生などへのアンケート調査で、若者の車離れがさらに進んでいることが分かりました。 自動車メーカーの業界団体・日本自動車工業会が大学生に興味がある製品やサービスを調査したところ、全部で34の製品・サービスのうち、「自動車」は17位にとどまりました。 調査は興味のある製品やサービスを複数選ぶ方式で、首位は回答者の62%が選択した「パソコン」、2位は54%の「ファッション」となっており、「自動車」を選んだのは23%に過ぎず17位となりました。 ほかの世代と比較するため、すでに大学を卒業した20代から50代の男女にも学生時代を振り返って回答してもらったところ、40代から50代の男女では「自動車」は7位、20代から30代では10位と、現役の大学生に比べ学生時代に自動車への関心をより多く持っていたことが分かりました。 業界団体は「大学生の関心が多様化していることに加え、自動車は維持費などの経済的負担感から敬遠されているのではないか」と分析しています。(08日20:55)