自転車用の空気入れについて、製品安全協会では、強度や寸法などの基準を定めて安全な製品を認定しています。しかし、ここ数年、使用中にポンプ本体のふたが外れて子どもが指を切断する事故や、高圧の空気をためるタンクが本体から飛び出して指に当たり骨折する事故など、今の基準では防ぎきれない事故が相次いでいるとして、安全基準を見直したものです。具体的には、ポンプ本体のふたを接着剤などで固定することや、圧力がかかりすぎてタンクが外れることを防ぐため圧力を逃す安全弁を取り付けること、それに、強い力で引っ張っても空気入れの柄の部分などが外れない構造にすることなどを求めています。自転車用の空気入れの安全基準は、JIS=日本工業規格でも見直しを進めているということで、製品安全協会では「メーカーとも協力しながら、より安全な空気入れを製品化し、事故の予防につなげたい」と話しています。
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