不法滞在で国外退去を迫られている群馬県のイラン人一家について、長勢法務大臣は、短大への進学が決まっている長女の再入国を特別に認める方向で検討していることを明らかにしました。
群馬県に住むイラン人のアミネ・カリルさん(43)一家は、不法滞在を理由に国外退去処分が確定していて、退去までの猶予期間、つまり仮放免の期限が今月16日に迫っています。
長勢法務大臣は閣議後の会見で、一家全員の早期帰国が前提だとした上で、日本の短大への入学が決まっている長女のマリアムさん(18)については、留学ビザと再入国の特別許可を与える方向で検討していることを明らかにしました。
「(一家の出国が)確認をされた場合には、長女の留学についてはできるだけ配慮したいと考えております」(長勢甚遠法相)
東京入国管理局は13日午後、アミネさん夫婦と面会し、帰国の意思などを確認したいとしています。(13日11:23)