世界的な金融危機への対応について、20の国と地域の首脳が話し合う金融サミットが終了しました。出席した麻生総理大臣は16日夜遅く、ワシントンから帰国しました。 「国際的な経済システムの実現に向けて、引き続きリーダーシップを発揮してまいりたい。今回の会合は歴史的なものだったと、多分、後世言われると思います」(麻生首相) 金融サミットで麻生総理は、IMF=国際通貨基金に10兆円を融資する用意があることなど積極的な姿勢をアピールし、一定の存在感を示せたと成果を強調しました。 麻生総理は16日夜遅く帰国し、再び国会審議に臨みますが、重要法案と位置づける金融機能強化法改正案が今月末までの会期内に成立するかどうかは微妙な情勢です。 また、ワシントン滞在中、衆議院の解散総選挙について、来年度予算成立後の4月以降が望ましいとの考えを示唆したことで、民主党が対決姿勢をさらに強めており、帰国後の国会は、与野党の激しい駆け引きの場となりそうです。(17日00:53)