麻生総理大臣は、3日間のヨーロッパ訪問を終え、ドイツから帰国の途につきました。自ら得意とする外交で具体的な成果は上がったのでしょうか。同行した大橋記者の報告です。 ヨーロッパ滞在3日間でチェコ、EU、ドイツと相次いで首脳会談を行った麻生総理。いずれの会談でも協力関係強化の重要性を強調し、新型インフルエンザ対策や経済危機への取り組みなどで、連携を強化していくことを確認しました。 一方、空振り気味だったのが、日本側から希望して実現したドイツのフンボルト大学での政策スピーチです。 「『核兵器のない世界』を目指すというゴールに歩みを進める。いま開かれた歴史的チャンスを、欧州と一緒につかんでいきたいと考えます」(麻生総理) 先月、アメリカのオバマ大統領がチェコで核軍縮を訴えた演説を意識したということですが、この日集まったのは、国内の有識者を中心に200人弱。2万人以上が集まったというオバマ演説と比べると寂しい印象でした。 また、チェコで行った共同会見では、国の名前を言い間違える失態もありました。 「ジャーナリズムが変わった質問をするというのは、『チェコスロバキア』だけに限ったことではありません。世界中、似たようなものだと思ってますが・・・」(麻生総理) チェコとスロバキアは1993年に分離していて、現在は完全に別の国です。外交通を自任する総理としては痛恨のミスとなりました。 駆け足の外遊を終えた麻生総理ですが、帰国後は補正予算の扱いをめぐり、解散含みの緊張した国会が待ち受けています。(06日10:10)
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