大手電機メーカーのパナソニックが来年の春をメドに三洋電機を子会社化することで、両社の首脳が大筋で合意したことが明らかになりました。
関係者によりますと、パナソニックと三洋電機の首脳が会談し、来年の春をメドにパナソニックが三洋電機の株式の過半数を取得し、子会社化することで大筋で合意したということです。
パナソニックは三洋電機の経営の自主性を尊重し、買収後も三洋電機の社名や従業員の雇用を維持する見通しです。買収によって、パナソニックは、三洋電機が強みを持つ電池部門を強化する狙いがあると見られます。
早ければ今週の後半にも、買収の方法などについて正式に発表する見通しで、買収が実現すれば、年間の売上高は11兆円を超え、日立製作所を抜いて国内最大の電機メーカーが誕生することになります。(02日20:21)