フランス西部のナントで、日本人留学生の女性が路上で大けがをして見つかり、死亡した事件で、現地警察は、強盗致死の容疑で地元の20歳の男を逮捕しました。
逮捕された地元に住む20歳の男は、調べに対し、容疑を認めているということですが、盗みなどの逮捕歴があったということです。
11日午後11時すぎ、男は、アルバイト先の日本料理店を出た愛知県出身の留学生、野村佳代さん(31)のバッグを奪おうとして揉み合いになりました。野村さんは仰向けに倒れ、頭を強く打ちつけて3日後に亡くなりました。
転倒した野村さんを見て男は何も取らずに逃走。しかし、事件直前に、男が野村さんを付け回すのを目撃した証言が、逮捕の決め手になりました。
野村さんは頭蓋骨骨折で意識不明のまま14日、病院で亡くなりました。野村さんは去年秋からナント大学に入学、フランス語の勉強をしていました。(20日09:22)