アフリカ支援の国際専門家チームが18日、G8=主要国首脳会議の議長を務めるドイツのメルケル首相を訪問し、この1年の成果と今後の課題について議論しました。
「アフリカ・プログレスパネル」は、国連のアナン前事務総長が代表を務める専門家チームで、イギリスのブレア前首相やミュージシャンのボブ・ゲルドフ氏らアフリカ問題の専門家がメンバーです。
18日にベルリンの首相府を訪れたアナン代表は、「アフリカの多くの国では経済成長が続いている。各国は汚職を排除し、強い政府を目指さなければならない」と述べたうえで、「G8は良い結果を出した」と議長国のドイツに謝意を表しました。
今年6月のハイリゲンダムサミットでは、メルケル首相がアフリカ支援を最重要課題の1つと位置づけ、エイズ対策基金などへの拠出促進など強いリーダーシップを発揮しました。
継続支援を求めるアナン代表に対し、メルケル首相は「来年の議長国、日本に対してきちんと引き継いでいきたい」と応じました。(19日04:23)