北朝鮮の核問題を話し合う「6か国協議」が、8日午後から北京で始まります。焦点となっている検証作業の文書化をめぐって、北朝鮮と各国の主張に隔たりが大きいことから、協議は難航が予想されます。 「いくつかの問題点を解決しようと準備に力を入れてきたので、結果がどうなるかです」(アメリカヒル国務次官補) 今回の「6か国協議」は核施設の検証作業の文書化が「最大のテーマ」ですが、北朝鮮は核施設からのサンプル採取などを文書に盛り込むことに難色を示しています。 また、日本の斎木アジア大洋州局長も7日、「北朝鮮とのギャップは大きく、厳しい交渉になる」という見通しを示しています。 このため、アメリカと中国が日本時間の午前10時から事前協議を行ったほか、北朝鮮と韓国との間で南北協議も開かれます。 「6か国協議」は日本時間の8日午後4時から、3日間の日程で行われる予定です。(08日10:45)