グルジア領内に打ち込まれたミサイルをめぐり、ロシアとグルジアが激しく対立しています。
グルジア内務省は7日、首都トビリシの北西65キロにある村の近くで、80キロのTNT火薬を搭載したミサイルの不発弾を発見したと発表しました。
ミサイルにはロシア語の表記があり、6日夜、戦闘機がロシアからグルジア領内に進入し、発射したとしています。
グルジア外務省は7日午後、ロシア大使を呼び、「今回の攻撃はグルジアへの明らかな侵略であり、明確な謝罪を求める」と強く抗議。
現場を訪れたサーカシビリ大統領も、「これはグルジアだけの問題ではない。ヨーロッパの安全保障に関わる問題だ」と述べ、ロシアを非難するようEU=ヨーロッパ連合に呼び掛けました。
一方、ロシア側は、空軍の広報責任者が「6日にその地域を飛行する計画はなく、グルジアに越境した飛行機はない」と反論しています。(08日08:11)