ブット元首相の暗殺を受け、パキスタンの各地では放火などの激しい抗議活動が続いています。日本の外務省では、国内の日本人に対し、外出を控えるよう求めています。
ブット元首相が暗殺されたことから、パキスタンのラワルピンディやカラチなどでは、ブット支持派の住民らがバスや建物に火をつけるなど、激しい抗議活動が起きています。
外務省によりますと、パキスタンには現在、民間企業や援助関係者など日本人901人が暮らしています。
「ラワルピンディ警察に確認をしたところ、日本人の死傷者はいないということを確認しております」(外務省・邦人保護課)
パキスタン国内の政情が不安定になっていることから、外務省では、現地に滞在する日本人に「来年1月の選挙まで、当分の間は不要な外出を控える」よう呼びかけています。(28日11:26)