ニュージーランドの地震で行方不明となっていた日本人留学生28人のうち、富山外国語専門学校の学生・平内好子さん(61)の死亡が、現地時間の6日夜、確認されました。日本人留学生の死亡が確認されたのは初めてです。
6日夜、遺体の身元が判明したことを告げられた平内さんの夫と長女は、ショックを受けつつも気丈に振る舞い、「他の行方不明者の家族の方のためにも」と、氏名を公表することを承諾したということです。
外務省によりますと、現地時間の6日午後8時ごろ、ニュージーランド警察側から連絡が入り、富山外国語専門学校の学生・平内好子さん(61)の遺体について身元が確認されたと伝えられました。確認の決め手になったのは歯型による照合だということです。
現地にいる平内さんの夫と長女に対し一報が伝えられた際には、外務省から「マスコミに氏名を公表しないという選択肢もある」と告げられましたが、2人は「ずっと待ち続けている他の行方不明者の家族にも進展があったことを知らせてあげたい」などと話し、氏名の公表を承諾したということです。
「(平内さんの家族は)ショックを受けていました」
Q.氏名の公表について平内さん家族は
「他の家族の方にとっても1例目が出たんだということで、(身元判明が)今後、少し見通しとして、他も続くのではないかなと思って、(平内さんの家族は)“報道していただいて結構です”と」(山花郁夫外務政務官)
外務省は今後、ニュージーランド側と遺体の引き渡し方法などについて協議するとしています。先月の地震以降、行方不明となっている日本人留学生28人のうち、遺体の身元が確認されたのは今回が初めてです。(07日04:54)
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