東京・銀座で酩酊状態の男性客をホテルに連れ込み、現金などを奪ったとして、中国人の女が警視庁に逮捕されました。銀座では、同様の被害が3年間で70件ほど相次いでいて、警視庁は関連を捜査しています。 窃盗の疑いで逮捕されたのは、中国国籍の自称・客引き、劉亮亮容疑者(26)です。 調べによりますと、劉容疑者は今年7月の未明、酒に酔って酩酊状態の男性(当時45)を銀座のホテルに連れ込み、男性が風呂に入っている隙に、男性の財布から現金およそ10万円を盗んだ疑いがもたれています。 銀座では酩酊状態の男性が中国系の飲食店やホテルに連れ込まれ、現金をとられる被害が過去3年間で68件相次ぎ、被害総額は3500万円にのぼるということです。 警視庁が3日未明、関係先のクラブなど7か所を窃盗の疑いで家宅捜索した結果、うち1か所からは睡眠導入剤が21錠が押収されていたことがわかりました。 睡眠剤を口移しに飲まされ、昏睡状態になったなどと話している被害者もいることから、警視庁は、犯行との関連を調べるとともに、他にも関与した客引きの女が数人いるとみて、さらに捜査を進める方針です。(03日12:05)