長崎県佐世保市のスポーツクラブで起きた銃乱射事件で、容疑者の男から押収したものの中に、軍事的な趣味を示すものが多かったことが分かり、警察では事件との関連性について調べを進めています。
馬込政義容疑者(37)は、犯行現場で散弾銃を十数発発砲し8人を死傷させた疑いが持たれています。
これは馬込容疑者が所持していた空気銃です。一見、軍用の機関銃と見間違えるような異様な外見のものです。事件当時、馬込容疑者は通常では使わないような装置を散弾銃につけていました。
「動いている標的を狙って、なおかつ仕留めようという気持ちを持っている場合に使うもの」(銃砲店の店員)
これまでの調べで、馬込容疑者が犯行に使った銃には標的に赤いレーザー光線をあてて命中精度を高める照準装置が装着されていたことが分かっています。さらに、馬込容疑者は当時、迷彩服や防弾チョッキを着用して犯行に及んでいました。
このため、警察では、馬込容疑者の軍事的な趣味と、事件との関連性についても調べを進めています。(19日04:33)