アメリカのオバマ大統領は、節目となる政権発足100日目にあたり記者会見を行い、アメリカの再建に向けた決意を改めて表明しました。 オバマ大統領の記者会見は、高い支持率を反映して、今回もテレビのプライムタイムに行われました。大統領は、冒頭、まず新型インフルエンザに触れました。 「とても深刻な状況ですが、政府は一丸となって、アメリカ国民のために備えています。懸念すべき状況ですが、パニックになってはいけません」(オバマ大統領) オバマ大統領は、政府をあげて対処しているとして、国民に冷静な対応を促す共に、手洗いやうがいの必要性を訴えました。また、現時点では、メキシコとの国境を閉鎖する考えのないことも明らかにしました。 一方、大詰めを迎えている自動車大手、クライスラーの再建問題について、関係者の交渉が、「より希望が持てる状況にある」との認識を示すと共に、日本によいハイブリッドカーが合理的な価格で作れるのだから、アメリカの自動車メーカーにもそのようになって貰いたいと述べました。 そして、政権100日の感想をこう語りました。 「良いスタートが切れましたがスタートにすぎません。達成した内容に誇りを持っていますが、満足はしていません。我々にはまだやらなければならない事があり、時間もかかります」(オバマ大統領) 最初の100日を越えたことで、オバマ政権は経済でも外交でも具体的な成果が欲しいという局面に入ってきましたが、68%いう高い支持率を見ますと、アメリカ国民は総じて、今しばらくは一定の我慢を受け入ようとしているようです。 その意味で、最初の100日間に限ると言われてきた政権と世論の「ハネムーン」の関係は、オバマ政権の場合は、今しばらく続きそうな気配です。(30日10:42)
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