アメリカ議会では、イラクへの2万人規模のアメリカ軍増派に反対する決議案が、野党・民主党だけでなく、与党・共和党議員も加わって、提出されることになりました。
共和党の有力議員、ヘーゲル上院議員も加わった超党派のグループは17日、記者会見を行い、「大統領の方針を止めるために何でもやるつもりだ」などとして、イラクへの増派に反対する決議案を提出すると発表しました。
また、民主党のクリントン上院議員らも、イラクのアメリカ軍の兵力レベルを今年1月1日現在の規模を上限とし、増派する場合は議会の承認が必要となる法案を提出すると発表しました。
一方、ホワイトハウスは、決議には影響されないと強調しており、イラクへの増派を巡って議会とブッシュ政権との対立が強まっています。(18日10:33)