青森県六ヶ所村にある日本原燃の使用済み核燃料再処理施設で、一部の耐震データに誤りがあったことが分かり、日本原燃は設備の使用を停止しました。
日本原燃は、経済産業省の原子力安全・保安院に対し、六ヶ所村の再処理施設内にある使用済み核燃料を取り扱うクレーンや装置に関して、耐震設計の入力データの一部に誤りがあったと報告しました。
想定される最も激しい地震が発生した場合、クレーンなどが壊れ、最悪の場合、使用済み燃料を破損する可能性もあることから、日本原燃では関連する設備の使用を停止しました。
原子力安全・保安院では、日本原燃に対して、速やかに耐震設計をチェックし、報告するよう求めるとともに、正しいデータによる補強などが済むまで器具や装置を使用済み燃料から隔離するよう指示しました。(18日21:04)