埼玉県熊谷市で、5歳の男の子とその祖父母が死亡した火事は、男の子の母親の犯行でした。逮捕された母親は「火をつけた後、外から玄関の鍵をかけた」と供述していることが分かりました。
放火と殺人の疑いで逮捕されたパート従業員の斉藤綾容疑者(26)は、先月29日未明、埼玉県熊谷市にある自宅1階の和室に灯油をまいてライターで放火し、寝ていた父親の三郎さん(78)と母親の栄子さん(61)、それに長男の蓮くん(5)の3人を殺害した疑いが持たれています。
斉藤容疑者は当初、「2階で寝ていた」などと話していましたが、調べに対し、「火をつけた後、外から玄関の鍵をかけ、外階段で2階に上がった」と供述しているということです。
栄子さんらが蓮くんの面倒をみることも多く、斉藤容疑者は、栄子さんから夜遊びが多いと叱られていたということで、警察は殺害の動機について調べています。(26日12:01)