全国のトップを切って北海道と青森県の2つの村が定額給付金の支給を始めます。北海道・西興部村では午後には給付金が振り込まれます。 西興部村の役場は、3日前から定額給付金の支給申請を受け付ける臨時の窓口を設けています。村ではトラブルなどを避けるため、定額給付金を金融機関からの振り込みで支給することにしていて、5日午後には4日までに手続を終えたおよそ250世帯に給付金が振り込まれます。 「役場で手続きした。これで2万円と、うれしさ感じました」「(家計に)大助かりになる」「この村に住んでよかった」(給付金を待つ住民) 西興部村での定額給付金の支給対象はおよそ650世帯。給付金の総額はおよそ1800万円で、村が今年度の予算で立て替えます。 5日に支給を始める理由について村は、人口が少なく、住民に1日でも早く届けたいと準備をしてきた結果と説明しています。 一方、青森県西目屋村では、間もなく正午から全国のトップを切って給付金を支給します。村が支給のために用意した現金は2500万円で、1世帯の支給最高額は15万6000円ということです。 役場では大勢の報道陣が詰めかける中、職員が支給の準備作業に追われています。給付金はのし袋に入れて、正午から役場で現金支給されます。 村では、給付金を狙った振り込め詐欺に注意するよう呼びかけています。村によると、4日までに全世帯の70%を超える400世帯が申請を済ませています。(05日11:43)