ブラジルのサンパウロ美術館で20日、ピカソの絵画などが盗まれた事件で、犯行当時の様子を映した防犯カメラの映像が公開されました。
この事件は20日午前5時過ぎ、犯行グループが美術館に侵入し、ピカソなどの絵画2点、日本円にしておよそ113億円相当がわずか3分で盗み出されたものです。
この映像はエレベーター内にとりつけられた防犯カメラがとらえたもので、犯行グループとみられる数人がエレベーターの天井から侵入し、盗んだ絵画のようなものを持って再び戻ってくる様子がとらえられています。防犯カメラの映像が鮮明でないため、犯人の具体的な特徴などはとらえられていません。
盗まれた絵画が展示されていた部屋にはアラームが設置されていなかったことや、警備員の交代時間にあたっていたことなどから、警備に問題があったとみられています。(23日15:19)