中越沖地震の影響でトラブルが相次いでいる柏崎刈羽原子力発電所で、新たに6号機の原子炉にあるクレーンが破損していることがわかりました。
東京電力によりますと、柏崎刈羽原発6号機の原子炉の上ぶたを開け閉めする際に使用するクレーンで、4カ所ある継ぎ手のうち、少なくとも2カ所が破損していたということです。
このため、原子炉の点検の開始が遅れることは確実で、運転再開の時期にも影響が出る可能性があります。
また、東京電力は電力供給の不足に備えて需要を減らすように求める需給調整契約に基づいて、23日からJFEスチールや昭和電工などの契約先に対して節電の要請を始めました。
この他、3号機の使用済み燃料プールで、地震の揺れによって水が大きく波打ち、プールの外に飛び出した際の映像も公開しました。(24日20:54)