アメリカの投資ファンド、スティール・パートナーズによるサッポロホールディングスの株式の買収提案について、サッポロの特別委員会は、「企業価値を損なう」とする検討結果をまとめました。
サッポロの筆頭株主であるスティール・パートナーズは、サッポロの発行済み株式3分の2の買収を提案をしていますが、サッポロの経営陣は、社外の有識者で構成される特別委員会に買収提案の検討を諮問していました。
特別委員会がまとめた意見書では、「スティールが買収後の経営方針など重要な情報を提供していない」などと指摘。買収提案について「企業価値を損ない、株主の利益を害する恐れがある」と結論づけました。
サッポロによる買収防衛策の発動を事実上、容認する内容で、サッポロの取締役会は意見書を検討した上で、3月5日までに買収防衛策の発動の是非など方針を決定することにしています。(04日21:21)
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