東京・渋谷区の歯科医の自宅で、予備校生の兄が短大生の妹を殺害した事件で、逮捕された兄は、殺害後すぐに妹の遺体を切断していたことがわかりました。
この事件は渋谷区の元予備校生、武藤勇貴容疑者(21)が、先月30日、短大生の妹、亜澄さんを殺害したとして逮捕されたものです。
勇貴容疑者は亜澄さんと口論になり、背後から亜澄さんの頭を木刀で殴った上、タオルで首を絞め、浴槽に沈めて溺死させた疑いがもたれていますが、その後の調べで勇貴容疑者は、殺害後すぐに、台所にあった包丁と自分の部屋にあった中学校の教材で使ったのこぎりを用意して、浴室で亜澄さんの遺体を切断していたことがわかりました。
遺体を切断してビニール袋に入れてクローゼットなどに隠し、血で汚れた床などを拭き終わったのは、父親が仕事から帰る前の30日の午後9時ごろと見られています。(17日11:27)