新潟県中越沖地震の被災地では、一夜明けて9人目の死亡が確認されました。ライフラインも壊滅的な被害を受けるなど、被害の大きさが改めて浮き彫りとなっています。
震度6強を記録した、中越沖地震から一夜明け、被災地では被害の大きさが改めて浮き彫りとなっています。在来線の車両が脱線した信越本線の柏崎駅では、国の事故調査委員会が17日朝から調査に入りました。
また、倒壊家屋では、17日午前4時過ぎまで、6時間近くかけて女性1人が助け出されましたが、死亡が確認されました。これで地震による死亡者は、刈羽村の五十嵐キヨさんや柏崎市の中村エツ子さんら9人となりました。
また、新潟県内の避難所では、1万2000人を超える人が不安な夜を過ごしました。県や県警の調べによりますと、地震による重軽傷者は1060人。家屋の被害は全壊と半壊、一部損壊で760棟に上ります。
また、ライフラインは今なお寸断されています。柏崎市などでは水道やガス、電気が大きな被害を受けていて、復旧するまでにはかなりの時間がかかりそうです。(17日11:32)