いじめの温床になっているともいわれるインターネットのいわゆる「学校裏サイト」について、文部科学省が初めて実態調査を行いました。そのサイトの半数に「キモイ」「うざい」など、人を中傷する言葉が含まれていました。
調査によると、公式な学校のページとは別に学校名が含まれるページは、「2ちゃんねる」のスレッドなどを中心に3万8000サイトが見つかりました。
このうち、2000のサイトについて詳しく調べたところ、「キモイ」「うざい」などの誹謗・中傷の言葉は半数のサイトに、わいせつ表現は37%に、「死ね」「殺す」などの暴力表現は27%のサイトに含まれていました。
一方、およそ1500人の中高生が回答を寄せたアンケート調査では、学校裏サイトについて「知っている」と答えた生徒は33%。「見たことがある」は23%でしたが、「書き込んだことがある」については3%にとどまっています。
文科省では、有害サイトを見られないようにするためのフィルタリングを活用するよう、学校や保護者に呼びかけています。(15日17:49)
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