日本の空にある「アメリカ」、その1つが、横田基地上空のいわゆる「横田空域」です。この空域を避けるため、航空機は効率の悪い飛び方を余儀なくされてきましたが、この空域の一部が今年9月、日本に返還されます。これによりコストやCO2削減が見込まれていますが、現場からは異論も出ています。
「空域が削減されたという中で、効率的な運航が現状に比べてできることは評価できると思いますが、違和感といいますか、過大な効果になっているかなと」(全日空広報室・吉岡和男統括課長)
国交省の計算では「およそ『7キロ』飛行経路が短くなれば、飛行時間『1分』の短縮」、一方で、航空会社からは「『12キロ』経路が短くならないと、『1分』の時間短縮は難しいのでは」という『異論』も挙がっているのです。
「(空域一部返還による効果は)試算の半分くらいの数字になるのかなと思います」(全日空広報室・吉岡和男統括課長)
さらに、52億円のコスト削減のうちパイロットなどの人件費にあたる24億円が浮くという試算については「ありえない」とまで言うのです。
「(Q.今後の課題は?)そもそも横田空域全体のさらなる削減も必要かと思います。加えて航空機の性能も向上し低騒音機も増えています。そういう中では都心の上空通過といった新たな経路設定についても議論始める時期に来ているんじゃないかと」(全日空広報室・吉岡和男統括課長)
国交省は、こうした異論について「見解の相違」としていて、航空会社と今後も話し合うことにしています。(01日20:32)
以上是日本留学网https://riben.liuxue86.com/exam/日语组小编整理的2011年03月日语能力测试的《[日语学习网]社会:「空域一部返還でコスト削減」に異論も》文章,恭祝大家考试顺利通过!