イラクの首都バグダッドにある連邦議会の食堂で12日、爆発があり、議員少なくとも2人を含む8人が死亡しました。イラクでは議会が開会中で、カメラが爆発の瞬間をとらえていました。
爆発は、グリーンゾーンと呼ばれるアメリカ軍管理地域の中にある、議会の食堂で起きました。食堂には当時、多くの議員やスタッフがおり、この爆発で、議員2人を含む8人が死亡、およそ30人が負傷しました。
イラク治安当局者は、爆発物を詰め込んだベルトを身につけた犯人が、食堂で自爆したとしています。
バグダッドで最も警備が厳しいグリーンゾーンでの自爆テロは、イラクの治安が末期的な状況にあることを象徴するものといえ、イラク政府や駐留アメリカ軍に強い衝撃をあたえそうです。(13日08:37)