WHO=世界保健機関の進藤奈邦子医務官は、12日の会見で、新型インフルエンザについて「すでに世界的大流行にある」との認識を示しました。その上で、日本についても、感染が始まっているという前提に立った対策を進めるよう求めました。 WHOで新型インフルエンザの技術部門を統括する進藤医務官は、12日の定例会見で、アメリカとメキシコでの感染者のうち、およそ1割に入院の必要性があったという分析結果を明らかにしました。これは、通常のインフルエンザよりも明らかに多いということです。 「この広がり方を見れば、間違いなく『パンデミック(世界的大流行)』ですので。WHOの中では『パンデミック』として、次の行動に移っています」(WHO・進藤奈邦子医務官) また、進藤医務官は、新型インフルエンザはすでに世界的大流行にあるとのWHOの認識を示したうえで、日本にも対策の強化を求めました。 「水際作戦だけでは食い止められないはずですから、もう入ってきているものと思って行動しなくちゃいけないと思います」 (一般家庭では?) 「風邪を引いているのに、仕事に行ってしまうとか、学校に行ってしまうとか、典型的な日本人の行動というのは、今回の場合は良くないです」(WHO・進藤奈邦子医務官) WHOでは、感染の「封じ込め」よりも、早期発見、早期治療の重要性、そして何より、パニックとならない冷静な対応を求めています。(13日11:01)
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