アメリカの今年4月から6月までの実質経済成長率は、年率換算で1.9%となり、前の期よりは高くなったものの、依然、低い水準にとどまっています。
アメリカ商務省が31日発表した今年4月から6月までのアメリカのGDP=国内総生産は、前の期に比べて年率換算で実質1.9%の伸びで、前期の0.9%成長を上回りました。
これは個人消費が景気対策による大幅減税の効果からか1.5%増と、やや回復したことや、ドル安の進行で輸出が9.2%も伸びたことなどによるものです。
しかし、住宅投資は依然2桁のマイナスが続いている上、民間設備投資も低調なままで、景気回復への足がかりをつかんだとは言えない内容です。
一方、去年10月から12月までのGDP成長率がプラス0.6%からマイナス0.2%へと改定され、アメリカ経済がいわゆるIT不況以来、およそ6年ぶりにマイナス成長に陥っていたことがわかりました。(01日00:13)
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