レバノン南部で24日、国連暫定駐留軍の車両が爆発に巻き込まれ、スペイン軍兵士ら9人が死傷しました。
爆発が起きたのは、レバノン南部のイスラエルとの国境付近です。
平和維持を目的にレバノンで停戦監視にあたっている国連レバノン暫定駐留軍によりますと、スペイン軍兵士らを乗せた警備車両2台が移動中に爆発に巻き込まれ、少なくとも5人が死亡、4人が負傷しました。
国連軍関係者は、爆発は地雷によるものとしていますが、道路脇に仕掛けられた爆弾が遠隔操作で爆発したとの情報もあり、爆発が駐留軍兵士を狙ったものなのか、去年夏のイスラエルとヒズボラの戦闘で残されていた爆弾によるものなのかはわかっていません。
AFP通信など複数のメディアは、北部の難民キャンプでレバノン軍と戦闘を続けている武装組織、ファタハ・イスラムのすでに逮捕されたメンバーが、国連駐留軍への攻撃をほのめかしていたと伝えています。(25日03:42)