京都大学病院の医師が、研究室で大学院生の女性のお茶に睡眠薬を入れ、意識を失わせたとして逮捕されました。 傷害の疑いで逮捕されたのは、京大病院の眼科医・佐々原学容疑者(31)です。 京都府警の調べによりますと、佐々原容疑者は先月28日夜、研究室で大学院生の女性(32)のお茶が入った缶に睡眠薬を入れ、意識を失わせた疑いです。 女性は味がおかしいとして飲料メーカーに鑑定を依頼し、警察に相談していました。 病院によりますと、佐々原容疑者は別の医師のIDで処方せんを作り、睡眠薬を手に入れていたということです。 「大変遺憾であり、関係者の方々に多大な迷惑をかけたことにおわび申し上げます」(京都大学付属病院中村孝志院長) 警察の調べに対し佐々原容疑者は、「女性の気を引くためにやった。好意を持っていた」と供述しているということです。 女性はこれ以外にも二度、コーヒーやお菓子を食べて意識を失ったことがあるということで、警察で関連を調べています。(09日05:40)