7日、東京・世田谷区で、4人が死亡した住宅火災で、警視庁のその後の調べで、火元と見られる1階仏間の真上にあった子ども部屋が激しく損傷していることがわかりました。 この火事は7日、世田谷区の田辺和行さん(45)宅が全焼し、長女の明日香さん(20)、長男の和明くん(10)、二女の晶ちゃん(6)とみられる3人と、弟の政行さん(44)が死亡したものです。 田辺さんの父親(74)は、「仏壇の線香に火をつけようとした際に着火器具のガスを入れ替えたら、火が大きくになり、タオルに燃え移った」などと話していますが、その後の調べで、火元は1階の仏間付近とみられ、その真上にあった子ども部屋は床が抜けるなど、2階では最も損傷が激しいことが分かりました。 子ども3人は寝ていて火災に気づかず焼死したとみられ、別の部屋で寝ていた政行さんは一酸化炭素中毒の可能性が高いということです。 また、仏間付近の焼け跡から、着火器具やガスの補充器などが見つかったことも分かりました。警視庁は、身元の確認や死因の特定をすすめています。(08日11:27)