外国人観光客のマナーの悪さのため、去年の年末から禁止されていた東京・築地市場のまぐろの競り場の見学が、19日から再開されました。 午前5時過ぎに始まる築地市場のまぐろの競りには、この日も多くの外国人観光客が詰め掛けました。 築地市場では、外国人観光客の増加とともに、直接魚に触ったり競り中にカメラのフラッシュをたくなどマナーの悪さが目立つようになり、東京都は先月19日から競り場の見学を禁止していました。 「外国人観光客がどうこうではなく、マナーを守って気をつけて見ていただければいいでしょうと」(森本博行 場長) まぐろの競り場の見学を巡っては、観光客から見学の再開を望む声が多く、都は市場関係者らの意見も聞いた上で再開を決めました。 「今朝は(競り場が見られて)ラッキーだったよ」 「私たちは日本の文化を尊重しなければならない」(外国人観光客) 市場では、見学できる時間を午前5時から6時15分に限定した上で、警備員を配置して英語・中国語・ロシア語・ハングルの4か国語で注意文を配るなど、観光客にマナーを守るよう呼びかけています。(19日11:02)