神奈川県藤沢市に住む女性が食べた日清食品のカップ麺から、防虫剤の成分が検出されましたが、横須賀市でも男性が購入した明星食品が製造したカップ麺から、防虫剤の成分が検出されていたことが分かりました。
先月27日、神奈川県横須賀市のスーパー「コープかながわ 岩戸店」で、男性が「CO・OPカップラーメン(しょうゆ味)」を購入し、お湯を入れて食べようとしたところ、薬品のような臭いがしたため店に申し出ました。
店側が、日本生活協同組合連合会の本部に送り検査を依頼したところ、防虫剤成分のパラジクロロベンゼンやナフタリンが検出されていたことが分かりました。
このカップ麺は、明星食品が製造し、コープのブランドで販売しているもので、男性はカップ麺を食べておらず、健康被害はないということです。横須賀市は24日、岩戸店で聞き取り調査を行うなど、防虫剤の成分が検出された経緯などを調べています。
一方、神奈川県藤沢市に住む女性が食べた日清食品のカップヌードルからパラジクロロベンゼンが検出された問題で、日清食品はこの商品と同じ製造日に作られたおよそ50万食を回収すると発表しました。
この商品は、茨城県の工場で作られた賞味期限が2009年1月30日のものです。日清食品によりますと、「他に異常があったという事例はなく、現時点では生産ラインで混入したとは考えにくいが、消費者の安全を第一に考えた」としています。(24日04:27)