ペルーを訪れている麻生総理は、日本時間の24日午前に記者会見を行い、2次補正の提出をした場合の民主党の対応について、「小沢代表は信用できない」と発言したことに関して、国会で堂々と議論したいと党首討論を改めて求める考えを示しました。 「国会での党首討論というものを何度もこれまで提案している。残念ながら応じていただいたことがない。したがって国会で堂々と議論するというのは、私どもはやぶさかではない」(麻生首相) 麻生総理は、このように述べて、この国会での小沢代表との党首討論を改めて求める考えを示しました。 また、麻生総理は今回の外遊で、日本の主張がAPECの首脳宣言にほぼすべて反映されたと成果を強調しました。 これに先立ち、APEC首脳会議は23日、悪化する世界経済への対処や気候変動問題への対応などを盛り込んだ首脳宣言を採択して閉幕しました。 首脳会議にはアメリカのブッシュ大統領や中国の胡錦濤国家主席ら21の国と地域の代表が出席し、世界的な金融危機への対応などが話し合われました。 麻生総理は、首脳会議では率先して発言するなど存在感をアピールしましたが、農業分野の自由化などでは不況下の日本にさらなる痛みを強いる可能性もあります。 麻生総理は、まもなくすべての日程を終え、ペルーのリマを出発します。(24日09:37)